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VB-6 フェリックス(英:''VB-6 Felix'')とは、第二次世界大戦中にアメリカ合衆国で開発された誘導爆弾である。この兵器は現代の対艦ミサイルの前駆の一種であった。 製作は国防研究委員会(National Defense Research Committee、NDRC)による。フェリックスの目標探知は赤外線に依存しており、また目標への誘導は、天候が良く、夜間の海上にいる艦艇に行われるものだった。闇を見通す猫(Felidae)の能力にならい、この特性は本兵器の名前を生むこととなった。 フェリックスは1,000ポンド(454kg)汎用爆弾の前部に赤外線シーカーを搭載し、八角形の誘導フィンを尾部に装備したものである。ナチス・ドイツのフリッツXなど他の兵器と異なり、フェリックスは自律型だった。後の世代ではこれをファイア・アンド・フォーゲットと呼んでいる。また視認のため、尾部にフレアが装備された。 試験の成功により、1945年、フェリックスは量産体制に置かれるに至ったものの、実戦投入される前に戦争が終了した。 == 参考文献 == * Fitzsimons, Bernard, editor. "Felix", in ''The Illustrated Encyclopedia of 20th Century Weapons and Warfare''. Volume 9, p. 926. London: Phoebus Publishing, 1978. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「VB-6 フェリックス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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